トヨタ、カーボンニュートラル実現に向けグローバル投資ファンド設立

トヨタは6月3日、カーボンニュートラル実現という目標に向けてCO

の削減を更に加速する一環として、グローバル投資ファンド「Toyota Ventures Climate Fund」を設立すると発表した。

トヨタは、カーボンニュートラル実現に向けて、自社での取り組みに加え、志を同じくするパートナーとの連携が必要と考えているという。今回設立する「Toyota Ventures Climate Fund」は、カーボンニュートラルに取り組む企業、中でもアーリーステージの企業全般を対象として投資する。「Toyota Ventures Climate Fund」は、米国シリコンバレーに拠点を置くベンチャーキャピタルファンドToyota AI Venturesから名称を変更した「Toyota Ventures」がファンド運営者(GP)となり、 運用総額約1.5億米ドル (約160億円)の出資を受けている。

トヨタは、モノづくりやサービスの提供を通じ「幸せを量産する」ことに取り組んでおり、コネクティッド・自動化・電動化などの新しい技術分野にも一層力を入れている。この変革の中において、引き続き創業の精神および国連が定めたSDGsを尊重し、すべての人が自由に移動できるより良いモビリティ社会の実現に向けて努力すると述べている。

なお、今回のファンド設立に対して、SDGsの17目標の中の「3.エネルギーをみんなに そしてクリーンに」「13.気候変動に具体的な対策を」「17.パートナーシップで目標を達成しよう」の3つを特に貢献可能な目標として挙げている。

(出典:トヨタ Webサイトより)

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