ミドルサイズミニバンはトヨタ ヴォクシーや日産 セレナの2台に人気が集中しているが、じつはホンダ ステップワゴンは随一の使い勝手を誇るクルマである。そこで今回はステップワゴンならではの機能をご紹介！ 結論からいうと「わくわくゲート」やシートアレンジなどはかなり使いやすいのだった。
わくわくゲートは駐車場で大活躍！ 実際に使うと超便利
ホンダ ステップワゴンの最大の特徴はリアゲートにある。一般的なクルマは上に跳ね上がるタイプのリアゲートを備えているが、ステップワゴンにはそれにプラスして左側にわくわくゲートなる専用のドアが備わっている。一般的なクルマと同じように使えるうえ、シーンによってはわくわくゲートだけ使用するなんて使い方もできるのだ。
実際に使ってみるとこれが本当に便利！ とくにショッピングモールなど真後ろに別のクルマが止まっている際に、ラゲッジを開閉するのは気が引けるもの。だが、わくわくゲートであれば少ないスペースで荷物の乗せ下ろしができるのだった。
そこから乗り降りもできるために、超狭い駐車場に止めた際であっても後ろから人が出入りができるなど、ステップワゴンだからできる使い方である。
3列目シートを床下に収納できるのはミドルサイズミニバンの中ではステップワゴンだけ
そして3列目シートの収納方法にも注目したい。というのも冒頭に挙げたヴォクシーやセレナの3列目はすべて左右跳ね上げ式のため、ラゲッジルームを最大限に使うことができないのだ。対してステップワゴンの3列目シートは床下に収納ができるために、ラゲッジルームをフル活用できるという違いがある。
実際にすべてのモデルで3列目シートを収納してみると、左右跳ね上げ式のセレナとヴォクシーは少々重いという印象であったが、ステップワゴンは片手で操作できるほど簡単に、そして手軽に片付けれれるのだ。
今回はステップワゴンならではの「わくわくゲート」とライバルより圧倒的に使い勝手のいい3列目シートの収納方法についてご紹介してきた。これからミドルサイズミニバンを検討する方は実際に使用するシーンやラゲッジルームの使い方なども考えながらクルマ選びをしてほしい。
【筆者：MOTA編集部 木村 剛大】
