【新型コロナ】神奈川県内療養者数「ステージ2」に改善 他4指標「3」

神奈川県庁

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内の感染状況を示す五つの指標のうち、療養者数が4段階で下から2番目の「ステージ2」に改善したことが9日、県の公表データで分かった。

 県によると、人口10万人当たりの全療養者数(入院者と自宅・宿泊療養者の合計)は8日現在で19.83人。ステージ3(20人以上)を脱したのは4月27日以来42日ぶりとなる。

 県は今月20日が期限の「まん延防止等重点措置」解除の目安として、ステージ2への移行を掲げているが、病床使用率や検査陽性率など他の4指標はいずれもステージ3のまま。ただ、新規陽性者数などはステージ2との境界付近で推移しており、改善の傾向がみられる。

 県の担当者は「新規陽性者数や療養者数など全体的に減ってはいるが、デルタ株(インドで確認された変異株)も増えており、楽観できない。もう少し様子を見る必要がある」と話している。

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