車検切れで〝当て逃げ事故〟を容認? 武井議員に党内からも「離党すべき」の声

武井議員の車が事故を起こした現場

自民党の武井俊輔衆院議員(46)の秘書が運転する乗用車が、東京都港区・六本木の路上で〝当て逃げ事故〟を起こしていた。

捜査関係者によると、事故が起きたのは8日午後6時すぎ。武井氏の60代男性秘書が運転する乗用車が六本木交差点を左折する際、50代男性の自転車に衝突。武井氏も同乗していた車はその場を立ち去ったが、自転車の男性が追いかけて車を止めたという。また、車の車検は切れ、自賠責保険にも入っていなかった。

警視庁は道路交通法違反の疑いで捜査を開始。武井氏をめぐっては、2年前に都内で20代の男性私設秘書が飲酒運転で、警察車両に追突する事故が報じられたこともあった。

「車検切れは公人として大問題です。当て逃げして、その場を立ち去るよう男性秘書に告げていたのならば、離党すべきだとの声が上がります」と自民党関係者も困惑を隠さない。

インターネット上では「武井議員は同乗していたのなら、運転手に停止を指示しなければならなかった」「自転車の男性が診断書を警察に提出すれば、ひき逃げ容疑で交通犯となる」と問題視する声が相次いでいる。

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