中日・高橋周が2本塁打含む4安打4打点 交流戦首位奪回の貢献に与田監督「期待によく応えてくれた」

中日・高橋周

中日が9日の楽天戦(楽天生命)で今季最多となる14安打を放ち7ー3で快勝。一夜にして楽天から交流戦首位を奪回した。残り4試合で早くも2017年以来の交流戦5割以上を当確させた。

この日は与田采配がずばり当たった。4月13日の巨人戦(東京ドーム)以来、44試合ぶりに「3番」に高橋周を抜てきすると、2本塁打を含む4安打4打点の大暴れ。3回には相手先発・則本昂から先制3号2ラン、2点リードした7回一死二、三塁では2番手・ブセニッツから右前適時打を放ち、貴重な1点を追加。さらに9回にはダメ押しとなる4号ソロを右中間へ突き刺した。

ヒーローとなった高橋周は「(3回の本塁打は)甘く来た球を逃さずに打つことができた。(5番から3番になった違いは)初回に打席が回ってくるぐらい。あんまり気にしていない」と淡々と話したが、交流戦単独首位に立ち「なかなかこういうチャンスはないんで、上を目指してやっていきたい」と球団初の交流戦優勝へ向けて張り切っている。

不振だった高橋周と好調な福田との3番と5番の打順入れ替えに踏み切った与田監督は「結果が出た。いろいろ工夫した中で、福田の状態も良くなってきたし、ベンチの期待によく応えてくれた。(高橋周は)これからどんどん安定していけばいいなと思う」と期待を寄せる。

交流戦5割以上を確定させたことについて指揮官は「明日勝つことだけですね」と興味を示さず、勝利だけを求めていく姿勢を見せた。

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