神奈川・横須賀市のプレミアム商品券 経済効果は8億3千万円

横須賀市役所

 横須賀市は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた店舗支援のため昨年発行したプレミアム付き商品券の市内への経済波及効果が、約8億3千万円に上ったと明らかにした。

 昨年7~9月に総額約20億3787万円を販売し、約20億3100万円が利用された。市のアンケートなどの分析結果によると、買い物時に商品券と現金を併せて使用した消費総額は約24億5千万円だった。

 そのうち普段の買い物に使った額は約15億3千万円で、商品券をきっかけに普段の買い物以外に使用した額は約9億2千万円。この額に市内自給率などを加味して算出した波及効果は約8億3千万円となった。

 また、店舗アンケートに回答した341件のうち、売り上げが「増えた」「やや増えた」と回答したのは48.7%、「変わらない」は44.9%だった。市は「コロナ禍の店舗支援として効果が認められた」とした。9日の市議会総務常任委員会で報告された。

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