【新型コロナ】ワクチンの打ち手 神奈川・海老名の救急救命士が研修

ワクチン接種について学ぶ救急救命士の資格がある海老名市消防本部の職員=海老名市医療センター

 新型コロナウイルスワクチンの打ち手として救急救命士の活用を検討している海老名市は8日夜、市内で市消防本部の救急救命士を対象に研修会を開いた。

 救急救命士の資格がある約20人が参加し、市医師会の山田博之副会長が、筋肉注射をする際の注意点やワクチンの副反応などについて解説した。山田副会長は「最初は緊張するかもしれないが、すぐに慣れるので大丈夫」などとアドバイスした。

 今回は座学研修で、22、29日には実技研修を予定している。市は体制が整い次第、研修を受けた救急救命士に打ち手として集団接種に参加してもらうことにしている。

 研修に参加した猪熊剛士消防士長(34)は「分かりやすい説明で、不安が解消した。実技研修もしっかり受けて、市民の安全・安心を担えるよう接種に協力したい」と話した。

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