近藤真彦 ジャニーズに捨てられても〝拾う神〟あり! 平身低頭でスポンサー離れず

退所後初の公の場となった近藤真彦

実は敏腕営業マンだった! 4月末でジャニーズ事務所を退所した歌手の近藤真彦(56)が9日、都内で行われたサミー株式会社の新規事業「m」の発表会に出席。芸能活動再開への意気込みを見せたが、ジャニーズを離れたことで今後は厳しい現実が待ち受けているのは間違いない。ただ現在の本業であるレース界では〝安泰〟とみられる。そのウラには、近藤が持つ〝一流の営業力〟があるという――。

今回のイベント出席は、サミー株式会社が2000年から近藤のレーシングチームのスポンサーになっていたことがきっかけ。新規事業である「m」は、世界一のマインドスポーツとして人気があるポーカーの人気競技「テキサスホールデム」を楽しめるゲームアプリを開発するなど、さまざまな方面へ展開していくという。

この発表会で近藤は、元乃木坂46の永島聖羅と声優の中島由貴とともにゲームを体験。「俺のカード悪すぎ」とグチをこぼしながらプレーした近藤は「やればやるほどドンドンはまっていく。家に帰ったら、さっそくやろうと思う」と笑顔を見せた。

イベント終了直後には報道陣の呼びかけにも応じ、「いろいろスタッフと打ち合わせているところです」と歌手活動を含めた今後の芸能活動についても語った。また「退所する前にいろんな方から連絡をもらいました」と、ジャニーズの後輩などとも話したというが、自身に批判的なコメントを残した東山紀之とは「話していない」と明かした。

昨年11月に「週刊文春」で不倫が報じられたことで芸能活動を自粛し、そのまま表舞台に出ることなく、4月末にジャニーズを退所した近藤。世間にも後輩にも何も説明をしないままの〝逃亡劇〟だったため、東山は自身がMCを務める番組で、近藤の一連の行動を「すごく薄っぺらく感じる」とバッサリ斬り捨てた。

テレビ局関係者は「東山の発言はジャニーズの総意みたいなもの。関係は決して良好ではない。今後、芸能界でやっていくという意思があるのなら、『先輩かもしれないけど近藤の方から連絡を取るべきだったんじゃないか』という人は少なくないです。いまのジャニーズの中で近藤の全盛期を知っているのは数えるほど。だから近藤の身を案じる人も少ない。そういう状況下で、今後も芸能界でやっていくのはかなり難しいでしょう」と厳しい見方を示した。

ジャニーズと関係が良好とは言えない状況は、芸能界で活動するうえでマイナスになるのは間違いないが、〝本業〟であるレース界にも影響しないのか?

これについて芸能関係者は「レース界でのマッチは安泰でしょう」と指摘する。

今回のサミーのように、近藤のレーシングチームを支える企業はかなり多い。「これらの企業はジャニーズ在籍時代からの付き合いですが、マッチは事務所の力を借りず、自ら頭を下げて協力をお願いしてきた。企業との交渉に関しては、一流営業マン顔負けの営業力がある」(同)

この実力があるからこそ近藤は長年、レース界で活躍できたと言える。「マッチがジャニーズを辞めたのも、レーシングチームのスポンサーは離れないという自信があったんでしょう」(同)。

一流の営業力は今後、芸能界でも生かしてほしいところだ。

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