「コロナに負けない自分づくり」 神奈川・秦野市立広畑小の児童が田植え

田植えに挑戦する広畑小の5年生=秦野市下大槻

 秦野市立広畑小学校(同市下大槻)の5年生20人が9日、同小近くの水田で田植えに挑戦した。子どもたちは額に汗して、手足を泥だらけにしながら目印に沿って苗を丁寧に植えていった。

 5年生は「コロナに負けない自分づくり」をテーマに総合学習に取り組んでおり、相談した結果、自分たちの力で米を育てることにした。5月には近くで農業を営む青木肇さんの協力で、もみから苗を育てる作業を学んだ。

 児童はこの日、青木さんが所有する広さ約400平方メートルの水田で、地元のブランド米「はるみ」の苗を植えた。

 1時間ほどで田植えを終え、白米が大好きという長島琉空くん(10)は「ご飯を食べて免疫力をアップすればコロナに負けないはず。早く育ってほしい」と話した。収穫は9月下旬~10月上旬ごろを予定している。

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