お取り寄せサイトで観光地や土産物店を応援!

新型コロナウイルスの影響で大きな被害を受けている全国の観光地やお土産店を支援しようと、お取り寄せの特設サイトが開設されました。

東京の空の玄関口、羽田エリアの新スポット「羽田イノベーションシティ」は2020年7月に誕生しましたが、施設内に入る飲食店「ハネダ・スカイ・ブルーイング」も苦しい経営状況が続いています。代表の大屋幸子さんは「酒類の提供ができないので、売り上げは4分の1ぐらいになってしまった」といいます。

店内でビールを醸造していて、本来であれば今年2月から食事と一緒に生ビールを提供する予定でした。しかし緊急事態宣言が発令され、宣言の延長が続いているため、現在もアルコール類を提供できないままです。大屋さんは「ここはロケーションもいいしテラスもある。暖かくてビールがおいしい季節なので、ぜひ出来たてのビールを生ビールで飲んでもらいたいという思いはあるが、今は瓶ビールを購入してもらうことで少しでも知ってもらおうとしている」と話します。

新型コロナの感染拡大で飲食店は厳しい状況が続き、観光地も人が訪れずに大きな打撃を受けている店が多くある中、「お取り寄せ」を通して支援しようと、城南信用金庫が全国の信用金庫と連携した特設サイトを開設しました。サイトへの掲載は無料で、「ハネダ・スカイ・ブルーイング」で醸造したビールもこのサイトで取り扱われています。

ハネダ・スカイ・ブルーイングの大屋さんは「今はこういう状況なので、コロナの収束のため、自宅で家族みんなで普段と違ったビールを飲み、食事を楽しむシーンに使ってもらえたら幸い」と話しています。

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