<単独インタビュー>井の頭公園にワクチン接種会場を 東京・三鷹市長が都知事に要請

東京オリンピック・パラリンピックの「ライブサイト」の設置が予定されている東京都の井の頭公園を巡って、TOKYO MXの「news TOKYO FLAG」は三鷹市の河村孝市長に話を聞きました。河村市長は東京都に対して「感染対策の徹底」と「井の頭公園のワクチン接種会場としての活用」を求めています。

三鷹市と武蔵野市にまたがる井の頭公園に設置される予定の東京オリンピック・パラリンピックのライブサイト会場の感染対策について、河村市長は「基本的にはオリンピックが絶対駄目というのではない。反対している人も賛成している人も、対策はしっかりやってほしいという人が恐らく大半だと思う。直前だが、そういった(コロナ禍を踏まえて)対策を考え直してほしい」と訴えました。

井の頭公園のライブサイトで大型ビジョンなどが設置されて多くの人が集まる場所は三鷹市側に位置します。コロナ禍以前に立てられた現時点の計画には1日当たり5000人以上もの来場を見込み、酒類の提供も入っています。

こうしたことから、井の頭公園のライブサイトを巡っては武蔵野市が6月4日、東京都に対して「中止」を要請しています。一方、三鷹市は東京都の小池知事に対し、ライブサイトでの飲食ブースを廃止するなどといった「感染対策の徹底」や「公園に大規模接種会場を設置」するよう要請しました。河村市長は「ライブサイトの開催自体に反対はしないが、感染対策の徹底や密接な情報共有を図らないと近隣住民の理解は得られない」としています。

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