東京五輪・パラ、「中止」「延期」6割超 コロナへの懸念強く

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 東京五輪・パラリンピック開幕まで残り40日あまりに迫る中、熊日の「SNSこちら編集局」(S編)は、公式LINE登録者に開催の是非についてアンケートを実施した。「中止」や「延期」と回答した人が合わせて64・5%となり、新型コロナウイルスの収束が見通せない中、今夏開催への懸念の強さが浮かび上がった。

 アンケートは7日~8日に実施し、主に県内の2048人が回答した。

 最多は「中止はやむを得ない」(45・7%)で、次いで「延期した方が良い」(18・8%)。開催を望む人も「無観客で」(14・6%)、「観客数を制限して」(12・1%)が目立ち、無条件の「開催してほしい」(6・5%)は最も少なかった。

 年代別で見ると、「中止・延期」は20代の73%が最多。10~20代の合計でも70%と高く、最も低い60歳以上の61%と約9ポイントの開きがあった。男女別は男性が60%、女性が67%だった。

 また、「五輪チケットに当選している人」(72人)の56%、「関連グッズを持っている人」(92人)の54%、「応援している選手がいる」(315人)の55%が、中止か延期を選択。五輪・パラリンピックに思い入れや関わりがある人でも半数以上が大会開催を望まなかった。

 五輪バレーボール男子のチケットが当選している宇土市の会社員女性(27)は「医療体制も十分ではない中、海外から新たなウイルスが入ってくると困る」との理由で「中止」と回答。「祖父母も同居しているので、自分が感染するわけにいかない。予定通り開催されても、泣く泣く諦めるつもり」と話した。(和田毅、原大祐)

 ※S編アンケートは、無作為抽出で民意を把握する世論調査とは異なります。

▼東京五輪・パラリンピックに関する主な意見は次の通り。
 ■開催してほしい
 「選手の努力を無駄にしてほしくない。バラバラになった国民の気持ちを団結させたい」(40代女性、菊池市)
 「スポーツという文化を通して国民の豊かさを育むためにも必要」(40代男性、荒尾市)
 ■観客数を制限して開催
 「他のイベントも人数を減らして開催してるから」(40代女性、益城町)
 「無観客だとアスリートも力を発揮できないと思う」(60代男性、高森町)
 ■無観客で開催
 「中止になると、頑張ってきた選手があまりにもかわいそう」(50代女性、熊本市)
 「テレビで放送されればステイホームで楽しめる」(30代女性、熊本市)
 ■延期した方が良い
 「ワクチン接種が全世界で完了するまでにはもう少し時間がかかる」(20代男性、熊本市)
 「中止にすると、ばくだいなお金を掛けたのが無駄になる」(40代女性、熊本市)
 ■中止はやむを得ない
 「国民の命とスポーツ祭典をてんびんにかけるべきではない」(50代男性、熊本市)
 「運動会も修学旅行も中止なのに『オリンピックは開催』はどうだろうか」(40代女性、菊陽町)