広いリビングの人気が急上昇!おうち時間を快適にする間取りとレイアウトを徹底解説

最近人気上昇中の「広いリビング」。
一昔前は、寝室や各居室のスペースを広めにとることを重視した家が多く、リビングにはあまり広さを求めない傾向にありましたが、年々その傾向が変わってきています。

そこで、広いリビングの人気が高まっている理由や背景、広いリビングを有効活用する方法などについてご紹介!また、広いリビングで後悔してしまう場合につついてもリサーチしました。ぜひ最後までご覧ください!

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](/2021/01/15/18986)## 25畳〜の広いリビングが急増中!?その理由とは?

4人家族の場合は、一般的にLDKの広さは16~24畳で、その中でもLDKが20畳以上あるとより家族が快適に暮らしやすくなると言われています。

しかし、最近では25畳以上とかなり広いリビングの人気が高まってきています。
その理由は何なのでしょうか。

【理由1】おうち時間の増加

コロナ禍の影響でおうち時間が増え、より快適にのびのびと暮らしたいと考えている人が増えています。
それにより、リビングもより広くしたいというニーズが増えています。

今までは家族がのんびり過ごすための空間であったリビングスペースが、おうち時間の増加により、ヨガや筋トレといった体を動かすスペースとして利用する人が増えたり、友達や家族とゲームやパーティを楽しむ空間へと変化しています。

このことから、「家族だけでのんびり過ごす空間」というよりも、広いリビングスペースを確保することで、運動やゲームといったアクティブに過ごせる空間としても使用できることから、おうち時間をより有効に活用したい人たちに広いリビングの需要が増えています。

【理由2】テレワークやリモート学習の普及

テレワークやリモート授業など、仕事や勉強のオンライン化が進むことにより、書斎のない家ではリビングスペースを利用して仕事や勉強をする人が増えています。

そのため、従来の「家族でゆったり過ごす」というリビングスペースの役割から、家族がそれぞれ必要なことをする為に必要なスペースへと変化していることから、より広いリビングスペースの重要性が浮き彫りとなりました。

リビングスペースに「リビングデスク」を設置し、家族それぞれ必要なタイミングでデスクを使って仕事や勉強をするため、以前よりも家族が集まる機会が増えたということも広いリビングスペースの需要に繋がっとも言えるでしょう。

【理由3】スマートフォンの普及

一昔前までは「1部屋に1台テレビがある」ということが当たり前であったため、各居室もテレビやベッドをおいてくつろげる程のスペースが必要でした。
しかし、最近ではスマートフォンが1人1台のレベルで普及したことから、テレビの必要性が格段に減少してきました。

これにより、部屋にテレビを置かないという人が増え、各居室の広さを重視しなくなってきた傾向があります。

各居室に広さを求めない現代のニーズによって、必然的に家族が集まるリビングやダイニングスペースを広くすることができることから、家族みんながより快適に過ごせる「広いリビングスペース」の人気が高まってきているのです。

広いリビングで後悔・失敗しないために知っておくべき基礎知識

広いリビングは、運動やゲーム、リラックス空間などさまざまな用途に使えて便利ですが、反面、デメリットももちろんあります。

せっかく広いリビングスペースを手に入れたにも関わらず、後悔してしまうことのないよう、広いリビングのメリットとデメリットもチェックしてみましょう。

広いリビングのメリット

自宅に広いリビングがあることで、暮らしやすさの面や家族にとってもたくさんのメリットがありますので、いくつかご紹介します!

【メリット1】開放感抜群で快適

空間が広くなることで開放感が抜群となります。
ソファでゆっくりするだけでなく、時には体を動かしたり、家族でゲームを楽しむこともできます。

【メリット2】部屋が明るくなる

LDKの空間が広くなると、その分窓の大きさを大きくしなくてはならないので、窓から入る自然光で部屋が明るくなります。
リビングが広いと光を遮るものも少ないので、お部屋の隅まで明るくなります。

【メリット3】風通しが良くなる

窓が大きくなることは明るくなることだけでなく、風も通してくれるというメリットもあります。
空間が広いと空気の流れを遮るものが少なくなりますので部屋の空気が入れ替えやすく、気持ちよく過ごせます。

【メリット4】家族のライフスタイルが変わっても変化に対応できる

LDKの空間が広いと、リフォームがしやすいというメリットがあります。
将来的に家族の形が変わっても増改築しやすいので、家族の形に合わせて柔軟に対応できます。

【メリット5】家族で一緒に過ごす時、別々に過ごす時のバランスがとりやすい

LDKに家族が集まっていても、いつも一緒に何かをしているわけではありません。

広い空間であればそれぞれが丁度よい距離感で別々に過ごすこともできるので、時々に合わせて過ごせます。

【メリット6】離れて暮らす家族や友人を招待しやすい

LDKが広いメリットは、何といっても離れて暮らす家族や友人を招待しやすいという点です。
部屋が広いので、お互いに気兼ねせずに同じ時間を楽しめます。

広いリビングのデメリット

リビングが広いからといってメリットだけとは限りません。
そこで、広いリビングのデメリットについてもいくつかご紹介します。

【デメリット1】大きな家具を置かないと殺風景になってしまう

LDKのスペースが広くなることで、一般的な大きさのソファやローテーブル、ダイニングテーブルを置いても空間が余ってしまい、殺風景になってしまうというデメリットがあります。

LDKを広くする場合は、部屋の大きさ相応な大きな家具を置いたほうが良いでしょう。

【デメリット2】バランスの良い家具の配置が難しい

LDKの空間が広くなるほど、バランスよく家具を配置することが難しくなります。
そのため、家具を購入する前に配置のバランスも含めてしっかりシミュレーションするとよいでしょう。

【デメリット3】空調の効きが悪くなる

空間が大きくなるほど、冷暖房効率が悪くなってしまうので、いくらエアコンをかけても寒い・暑いという状況になる場合があります。
全館空調や床暖房を導入するなど対策が必要です。

【デメリット4】毎日の掃除が大変

LDKが広くなるほどその分お部屋の掃除が大変になってきます。
ロボット掃除機などでお掃除の負担が軽減できるような対策をとっておくとよいでしょう。

【デメリット5】使用電力が集中するためブレーカーが落ちやすくなる

家族が一部屋に集まると冷暖房や電化製品などを集中して使用することになるため、ブレーカーが落ちやすくなります。
電気配線の設計段階で、回路を細かく分けるなど対策をしましょう。

【デメリット6】採光の関係で窓が多くなり、外からの目線が気になる

家の設計をするうえで、建築基準法により「床面積の1/7以上の面積の採光に有効な開口部が必要」と定められています。
空間が広くなることで必然的に窓が大きくなるため、外からの視線が気になってしまう場合があります。

広いリビングとは何畳くらいから?

一概に「広いリビング」と言っても、具体的にはどのくらいの大きさのリビングを言うのでしょうか。

4人家族で暮らす戸建て住宅の場合、LDKの広さは最低でも14畳~16畳程必要と言われています。もう少し余裕をもたせたい場合は、18畳~24畳、人によっては25畳以上のLDKを作る方もいるほどです。

最低限必要な広さに10畳ほどプラスした「25畳以上」の空間が「広いリビング」と言えるのかもしれません。

しかし、「広いリビングが良い」のではなく、LDKの空間でどのような過ごし方をするのかが一番重要となります。

自分や家族の過ごし方とそぐわない大きさのLDKを作ったとしてもうまく活用することができず、後悔することに繋がりかねません。畳数だけをみるのではなく、「どんな過ごし方をしたいか」から逆算してどのぐらいの広さが必要かを考えましょう。

広いリビングを活かした間取り・レイアウトのアイデア

家づくりにおいては、決められた敷地内にどのようにこだわりを詰め込んでいくかが重要です。
今回は「広いリビング」という観点で、「どのようにして広いリビングを確保するか」や広いリビングを生かしたレイアウトのアイデアをご紹介します。

【アイデア1】寝室は必要最小限に

家で過ごす時間のうち、かなり長い時間を過ごす場所であるため、こだわりたくなる寝室ですが、「寝室は寝るだけの場所」と考えている方が多いので、寝室の広さは最低限にするという方も増えています。

スマートフォンやタブレットがあることで、テレビを置かなくてもいいという考え方もありますので、布団やベッドを置くスペースをメインに考えながら、なるべくコンパクトな寝室づくりをすることで、他の部屋を広くすることが可能となります。

このように寝室をコンパクトにすることで浮いたスペースを有効活用し、1階に配置する予定だった設備や収納をあえて2階へ持っていき、LDKの広さを確保するという方法もあります。

【アイデア2】部屋数を減らす

すでに子どもが親元から離れている場合や、子どもがひとりの場合など、思い切って部屋数を減らすという選択肢もあります。

一般的な注文住宅の場合、間取りの多くは3LDK~4LDKですが、家族構成によっては2LDK~3LDKでも十分という場合もあります。
一部屋多いことで納戸として使えるということもメリットではありますが、その分のスペースをリビングにもってくるという選択肢もあります。

普段は家族しか使わないプライベート空間である「浴室」を2階に配置し、1階にはLDKと玄関、トイレ、洗面台という配置にすれば、LDKをかなり広くとることが可能となります。

【アイデア3】リビングに間仕切りを設ける

広いリビングは欲しいものの、部屋数は減らしたくないという場合や、子どもの遊び場や来客用として畳のスペースも欲しいという場合は、間仕切りをつけることで必要に応じてLDKの空間を広くしたり、仕切ってプライバシーを確保したりと柔軟な使い方をすることができます。

また、来客時にはリビングとダイニングを仕切ったり、リモートワークなどのタイミングで騒音をシャットアウトするという使い方も可能です。

LDKを広くできない場合、その原因を考えてみると間仕切りをつけることで解消するというパターンも少なくありません。

LDKを広くしたいと考えている方は、ぜひ一度間仕切りについて検討してみてください。

【アイデア4】デスクスペースを設ける

広いリビングスペースを作る目的のひとつに、デスクスペースを作りたいと考える方もいます。
リモートワークやオンライン授業などの影響で、自宅内に作業用のスペースが必要となったことから、家の設計段階からリビングスペース内にデスクスペースを設けている家が増えています。

デスクスペースは、お母さんの家事スペースや休憩スペースとしても使用できまずが、仕事上、生活音などの音が気になる場合は間仕切りを使ったり、設計檀家から半個室にしたりするのもおすすめです。

音や部屋の映り込みが気にならない場合は、ダイニングテーブルで作業をしたり、壁側にリビングデスクをおいて作業することもできるので、広いリビングなら好きなようにレイアウトできます。

【アイデア5】収納を充実させる

広いリビングスペースの空間を生かして、収納を充実させるのもおすすめです。
大きな壁一面に壁面収納を設置することで、かなりの収納力を確保できます。

家族が集まり、長い時間を過ごすリビングだからこそ、いろいろなものを使用するので、使用するもの・使用する場所を考えながら、適切な場所に収納できるよう考えることが理想的ですね。

さらに、大きな収納を一ヶ所にドン!と作るのではなく、小さくてもあちこちに収納を設けることで、より家族みんなが使いやすいリビングスペースにすることができます。

収納が多ければ、収納のための家具を置く必要もなくなるため、部屋も広く使えていいですね。

【アイデア6】オープンキッチンにする

一昔前はリビング・ダイニングとキッチンを分けた作りにする家が多くありましたが、最近では空間を広々と使えるオープンキッチンのLDKが増えています。

キッチンスペースやキッチンの背面収納もおしゃれにすることで、まるでカフェのような空間デザインも可能です。

キッチンも含めたリビング・ダイニングの空間も個性を出すことで、自分だけのくつろぎ空間を作り上げられるだけでなく、毎日の家事もより楽しくこなすことができるようになります。

キッチン空間はカフェ風の他にも、和モダンスタイル、おしゃれなバースタイルなどいろいろできますので、好みのスタイルを見つけてみると良いでしょう。

【アイデア7】吹き抜けにする

リビング空間をより広く見せるために、吹き抜けを作るという方法もあります。吹き抜けは天井が高いため、リビング・ダイニング空間をより広々と開放的に演出してくれます。

吹き抜けを作ることで、高い位置の窓からから降り注ぐ自然光によって明るい空間が作れるだけでなく、太陽が沈んだ後の夜の雰囲気とのコントラストがはっきり出せるので、日中と夜とで雰囲気の違いも楽しめます。

リビング空間に吹き抜けを作る場合、ダイニング空間に吹き抜けを作る場合とそれぞれでLDKの雰囲気がガラリと変わります。

どんなくつろぎ空間を作りたいのかを家族としっかり話し合い、家族のスタイルに合った吹き抜けを考えてみると良いでしょう。

【アイデア8】リビング階段を設置する

2階建て・3階建ての家の場合は、必ず階段を作る必要があります。
決められた敷地の中に階段のスペースを確保しなくてはならないので、どこに階段を作るかで頭を悩ます方も多いでしょう。

玄関や廊下に階段を作るパターンも多いですが、あえてリビング空間の中に階段を設置することで、より空間を広く使うことができます。

階段の上りやすさも考えると、どうしても階段に必要なスペースが大きくなってしまいますが、リビング階段にすることでストレート階段を選択できるようになったり、おしゃれなオープン階段を選ぶことでお部屋の雰囲気をガラリと変えることもできちゃいます。

階段の位置に悩んでいる場合は、「リビング階段」という選択肢もありかもしれませんよ。

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](/2021/06/07/31528)## 広いリビングにまつわる疑問

広いリビングはたくさんの方が憧れますが、そもそも広いリビングにすることで、思わぬデメリットもあるのではないでしょうか。
そこで、広いリビングにまつわる疑問をひとつ一つご紹介していきます!

【疑問1】冷暖房費がかかる?

リビングにかかわらず、1部屋の空間を大きくすることで、冷暖房効率が落ちてしまうことは事実としてありますが、最近の建築技術であればさほど心配するポイントでもありません。

熱が逃げやすい「窓」に、断熱サッシやペアガラスを採用することで広いリビングであっても吹き抜けがあっても快適に過ごすことができます。

広いリビングを採用したいと考えている場合は、サッシや窓ガラスの断熱を考えてみると良いでしょう。

【疑問2】広いリビングは落ち着かない?

「広い部屋は落ち着かない」というイメージを持つ人も多いですが、実際は広いから落ち着かないのではなく、「落ち着けないインテリア」であることが原因です。

広いリビングを採用しようとしている場合は、インテリアも含めたトータルコーディネートを意識しておくと良いでしょう。

家具の大きさや配置、照明など家族が落ち着けるコーディネートを意識することで、家族みんなが落ち着ける素敵なリビング空間ができるでしょう。

【疑問3】掃除は大変?

広いリビングは毎日の掃除が大変そう…というイメージがありますが、広いリビングを作る場合は、「床にものを置かない」よう意識しながら収納を考えることで、掃除の際にものをどける手間を減らすことができます。

また、最近ではお掃除ロボットを使うことで一般的な広さのリビングよりも掃除が楽にできるようになります。

広いリビングを作りたいと考えている場合は、お掃除の面も意識しながら、お掃除ロボットの充電ドック用の位置もあらかじめ考えておきましょう!

実際に広いリビングの家を建てた・購入した人の体験談・口コミ

広いリビングはメリットが多いのか、デメリットが多いのかを悩む前に、実際に広いリビングをもつ家を建てた人、広いリビングをもつ家を購入した人の体験談をご紹介します!

ぜひ家づくりの参考にしてみてくださいね。

【Kさんの体験談】家族で過ごす時間が増えて満足しています

家を建てる前は、アパート住まいで6畳のリビングと6畳のダイニングキッチンスペースに分かれていました。

家族でくつろぐには、少し狭いリビングスペースにテレビとローテーブル、ソファを置いていたので、かなり窮屈…。全く寛げなかったことから、家を建てる時には家族みんながリラックスできる居心地の良いLDKを作りたいと考えていました。

広いリビングを採用したことで、家族が丁度よい距離感で過ごすことができるところや、家族で一緒にテレビゲームをしたり、子どもやペットの犬が思い切り走り回れるようになり、満足しています。

引き渡してからまだ半年程で広いリビングのデメリットを感じていませんが、しいて言えば模様替えがしにくい作りであるというところでしょうか。

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](/2021/06/08/32068)## 自分たちの暮らしに合った「広いリビング」で快適な住まいを手に入れよう

家づくりを考えている方も、すでに家づくりを始めている方も、広いリビングに憧れている方も多くいるでしょう。

最近ではSNSなどでもおしゃれで暮らしやすいリビングの写真は溢れていますが、必ずしも自分や家族に合っているとは限りません。

とはいえ、暮らしてみないとわからない部分もたくさんありますので、事前に情報収集をした上でじっくり検討してみましょう!

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