東京から1時間の別世界!稲毛海浜公園内にオープンしたグランピング施設「スモール プラネット キャンプ&グリル」に行ってみた!

手ぶらで気軽に快適なキャンプを楽しめる「グランピング」もすっかり定着。自然のなかで過ごすスタイルは、コロナ禍の今、さらに注目を浴びています。そんななか、2021年4月、都内からアクセスも良い、稲毛海浜公園内に「スモール プラネット キャンプ&グリル(small planet CAMP&GRILL;)」がオープン。TABIZINEでもオープン直後に紹介しています。公園のなかの施設? それにサスティナブルを打ち出しているって? いったいどんな施設なんでしょう? 早速、足を運んでみました。

園内に存在する、国内唯一のグランピング施設

「スモール プラネット キャンプ&グリル(small planet CAMP&GRILL;)」は、稲毛海浜公園内の再整備の一環として、東京湾の最奥に位置する同公園内にオープンしたグランピング施設です。東京からは電車でも車でも1時間足らず。移動にかかるお金と時間が節約できるのはうれしいですよね。それに、公園内にステイするーー、そのシチュエーションだけでも、なんだかわくわくします。

ひとくちに公園といっても、稲毛海浜公園は、全長3キロメートル、面積65ヘクタールという規模。多くの人が「公園」といって想像する規模を凌駕しているのではないでしょうか。広大な敷地にはヨットハーバーやプール、各種運動施設も。散歩やジョギングの人も行きかうなかにあるグランピング施設は、日常のなかの非日常という感じで、少しくすぐったいような居心地の良さを感じます。ちなみに、2021年6月時点で、日本で公園内に存在する、唯一のグランピング施設です。

「スモール プラネット キャンプ&グリル」と施設名が書かれた、目立たない(あえてなのでしょう!)看板を進むと、白いテントが見えてきました。レセプション棟の隣には宿泊客以外も利用できるカフェも!ここでのんびり過ごすのも良さそうです。

アウトドア用品ブランド「ノルディスク」のおしゃれテントにステイ

施設内にテントは8つ。ミディアムとラージ、そして、ほかのテントと少し離れた、離れのようなフォレストグランピングの3タイプが用意されています。施設内のテントはすべて、デンマーク発のアウトドア用品ブランド「ノルディスク」のもの。いずれのテントも冷暖房付き。年間を通して快適に過ごすことができます。充電もできるし、プロジェクターも完備。さすがグランピングです!なお、コンテンツ開発や空間デザイン、インテリアコーディネートは、ライフスタイリストの大田由香梨さんが監修。白と木目を基調としたテント内など、イチイチおしゃれです。

テントということで、個別のトイレやシャワーはありませんが、敷地内には清潔なトイレとシャワーがあり、気持ちよく使えます。6月末には、水着で入ることのできる露天風呂とテントサウナを設けた、「星空アウトドアバス」もオープンするそうですよ!

ワンコも連れてっちゃいました!

今回は1棟だけある、「フォレストグランピング」にステイしました。木々に囲まれた、森のような空間で、こちらのカテゴリーでは、犬とともにステイすることも可能です。テントの前にはウッドデッキにチェアが並んだリビングスペース、その前にはテーブルが置かれたダイニングスペースが設けられていました。開放感抜群です。

犬と戯れながら、ウッドデッキのチェアで読書にいそしんでいると、あっという間に夕食の時間に。キャンプでの夕食は、まだ日の暮れないうちに始めて、食べているうちに日が沈んでいくというスタイルがやはり王道でしょう!今回ステイした「フォレストグランピング」では、テントの前に設けられたスペースで、バーベキューを楽しむことができます。そのほかのテントを利用した場合は、グランピングエリアの隣に設けられた、バーベキューエリアを利用します。幻想的にライトアップされるこちらもとても素敵!ちなみに、宿泊しなくてもバーベキューだけ楽しむこともできますよ~。

バーベキューのテーマは「千産千消千巡」

さて、キャンプでおなじみのバーベキューですが、「スモール プラネット キャンプ&グリル」のバーベキューにはこだわりが詰まっていました。同施設のバーベキューは、千葉県の「千産千消千巡(ちさん・ちしょう・ちじゅん)」がテーマ。専属のフレンチシェフが考案した、地元・千葉県の食材をたっぷり使ったバーベキューが楽しめます。たとえば、高梨農園の新鮮野菜をふんだんに使ったサラダは、焼き色を付けたカマンベールチーズとともに。東庄町産「東の匠SPF豚」ハーブ塩釜焼きやドイツ式伝承製法の習志野ソーセージ、落花生だれなど、とにかく千葉尽くし。豚肉や牛肉ももちろん千葉産。自家製のレモンソルトによく合います。

朝食のオムレツは、鶏が卵を産み始めてから3週間以内の「初たまご」を使っており、オムレツが「私、ぷりぷりでしょ」と訴えてくるような新鮮で濃厚な味わいでした。スープジャーに入ったスープも、野菜たっぷり。聞けば、バーベキューの材料の残りを使っているとのことです。

なお、「スモール プラネット キャンプ&グリル」には、ヴィーガン対応のバーベキューも用意されています。実際に、ヴィーガンの方でなくても、「時々ヴィーガン」を実践されている人にも人気が高いそう!確かに一度、お手並み拝見してみたいです!ワインは、千葉のワイン専門店「IMADEYA」が、世界中の自然派ワインから、バーベキューにあったものをセレクトしています。

マニュアルを参考に慣れないバーベキューを楽しんでいたところ、アコースティックな音楽が流れてきました。リゾート気分ムンムンです!なお、夜はパブリックエリアのファイアピットに火が入り、キャンプに欠かせない焚き火も楽しめちゃいますよ。

リフレッシュ感、ハンパなし!

夜はプロジェクターで映画を見ようと目論んでいたのですが、おなかも心も満たされ、すぐに眠くなってしまいました。木々が風にそよぐ音と、稲毛海岸の波の音に包まれながら、あっという間に眠りに。翌朝は目覚ましが鳴る前に、いつもよりだいぶ早く目が覚めました。日常からほんの少し離れるだけなのに、このリフレッシュ感、ハンパないです!

木々に囲まれたテントの中にいるとつい忘れがちですが、実はビーチもすぐそこ。現在、ビーチは「海へ延びるウッドデッキ」を作るべく、整備工事中。2022年の4月には海上へせり出したウッドデッキが完成するそうです。

「スモールプラネット キャンプ&グリル」は、現在再整備計画が推進中の、稲毛海浜公園施設リニューアル整備・運営事業『SUNSET BEACH PARK INAGE』の第1弾コンテンツとしてオープンした施設なんです。これから数年をかけ、稲毛海浜公園はますます進化していきます。グランピングにステイしながら、その変貌を見届けてみませんか?

スモールプラネット キャンプ&グリル

住所:千葉県千葉市美浜区高浜7-2

電話:080-3541-7187

https://sunsetbeachpark.jp/smallplanet/

[All photos by kelly]

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