延期されていた殿堂入り式典は現地時間9月8日に開催決定

日本時間6月10日、アメリカ野球殿堂は2021年度の殿堂入り式典を出席者の人数を制限したうえで開催することを発表した。殿堂入り式典は現地時間9月8日午後1時30分(日本時間9月9日午前2時30分)から行われ、ファンは偉大な殿堂入り選手たちを直接祝福することができる。芝生エリアは無料で開放されるが、クラーク・スポーツ・センターの野外座席はチケットが必要となり、日本時間7月13日から野球殿堂のウェブサイトで限定販売される。また、ワクチン接種者と非接種者で座席エリアが分けられる予定となっている。

アメリカ野球殿堂博物館のジェーン・フォーブス・クラーク会長は「理事会と我々のスタッフを代表して、殿堂入りしたレジェンドたちとファンの皆様をクーパーズタウンにお迎えし、2020年の殿堂入り投票で殿堂入りした名選手のお祝いをできることを大変嬉しく思います」とのコメントを発表。また、「殿堂入り式典を野外イベントに戻すことで、野球界の皆様がクーパーズタウンを訪れ、偉大な4人の殿堂入りを祝福する機会を提供することができます」とも述べている。

今回の殿堂入り式典で表彰されるのは、デレク・ジーター、ラリー・ウォーカー、テッド・シモンズ、マービン・ミラーの4人。ジーターとウォーカーの2人は2020年度の全米野球協会による殿堂入り投票、シモンズとミラーの2人は2020年度のベテランズ委員会による投票で選出され、2021年度の殿堂入り投票は当選者なしに終わった(2021年度のベテランズ委員会の投票は新型コロナウイルスの影響で延期)。

殿堂入り式典は米国疾病対策センター(CDC)とニューヨーク州が定めたガイドラインに従って行われ、また、殿堂入り式典の模様は「MLBネットワーク」にて独占生中継される。

なお、殿堂入り式典の開催が9月に決定したことにより、ロッキーズはウォーカーの永久欠番&殿堂入りセレモニーを当初予定されていた8月21日(現地時間)から9月25日(現地時間)に変更することを発表した。

© MLB Advanced Media, LP.