洞窟の岩肌に日の光が差し込むと…この時期だけの神秘「夏至観音」 香川・小豆島

香川県小豆島でこの時期だけ見られる「夏至観音」が姿を現しました。

(訪れた人は―)
「人間によって作られたものではなくて、そういう神秘的な現象が起こるっていうのは、すごいなと思いました」

(洞雲山/白石行水 住職)
「不思議な現象があるもんだということで『夏至観音』と名付けて今日に至っております」

香川県小豆島町にある小豆島霊場の1番札所、洞雲山では8日に初めて「夏至観音」が姿を現しました。

洞窟の岩肌に日の光が差し込むと光と影のコントラストで浮かび上がる夏至観音。

夏至の前後の約50日間、晴れた日の午後3時ごろからの数分間だけ見ることができます。

訪れた参拝客らは、家内安全や新型コロナの収束を祈っていました。

夏至観音は約30年前、お遍路さんが記念撮影をしたときに、岩肌に観音像が映っているのに気付いたことがきっかけで広まったそうです。

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