高岡早紀「一度吊られたことがあるんですけど…」 空飛ぶ“モンスター”化を回想

インタビューに応じた高岡早紀

魔性の女が「空飛ぶモンスター」と化す。映画「リカ~自称28歳の純愛モンスター~」(18日、全国公開)の主人公・雨宮リカを演じる高岡早紀(48)が10日、名古屋市内でインタビューに応じた。

運命の男性を手に入れるためなら手段を選ばない、サイコパスと言えるリカの言動について高岡は「誰しも欲しいものは手にしたい、自分だけのものにしたいという気持ちは持っている。リカの場合は究極にピュアになってしまう」と説明する。ピュアの意味は映画の冒頭でたっぷりと味わえるが、キャッチコピーの「惚れたら、死ぬ」という言葉通り、実に怖い。

今作の見どころはこんな怖さに加え「愛のためならリカは飛べるんです」というまさかのアクションシーン。しかも鳥ではなく、壁に張り付きよじ登るというスパイダーマン姿を披露しているのだ。

「10数年前、一度吊られたことがあるんですけど、得意じゃないというか嫌でした。だから今回も大したことはできませんよと伝えていたんです。でもやってみたら技術が大変進歩してて、想像以上に簡単に飛ぶことができた。そうしたら楽しくて…。少しだけと言ったのを後悔しました。アクションのお姉さんに『もうやめてください』と言われてしまったほど(笑い)」

台本で読んだときには「受けいれるのに時間がかかった」場面ではあったが、監督から「エンターテインメント作品を作りたい、笑ってもらっていいんだと言われて、これは面白いものになるかもしれないと」思考を切り替えた。

美の秘訣は毎日行う愛犬(30キロ×2匹)との1万歩散歩。自称28歳というセリフがはまる高岡の美しさだけでも見る価値はありそうだ。

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