【東京女子】初シングルに臨むSKE48荒井優希が独り立ち宣言「成長した姿を見せたい」

17日にシングルで戦う舞海魅星(左)と荒井優希

東京女子プロレスを主戦場とするアイドルグループ・SKE48の荒井優希(23)が独り立ちの覚悟を決めた。

5月4日のデビューからタッグ戦、6人タッグ戦に出場するも、2試合とも厳しい洗礼を浴びて苦杯をなめた。3戦目となる17日の東京・後楽園ホール大会では初のシングルマッチが決まり、初代タイガーマスク(63)の〝秘蔵っ子〟舞海魅星(21)と対戦する。

10日に東京・神田明神で行われた会見で荒井は「今の自分がどこまでできるのかを自分にも、皆さんにも見せられるようにしたい」と表情を引き締めた。初のシングルには当然、不安もあるが「緊張する時はずっと緊張するものだからそれは諦めている。その上で、その時間を筋トレなどに充てた方がいい。その切り替えがデビュー戦で気づいたので、今回も早めに切り替える」と2試合を経験したことで、早くもメンタル面を安定させる手法を身につけた。

その上で勝利のカギとなるのは、必殺技のファイナリー(カカト落とし)にどうつなげるかだと分析。これまではチームのお膳立てもあり、決めることができたが、シングルではその状況や流れまで自身でつくらなければならない。その点に思案しつつも「逆に敵チームの邪魔が入らない分、決め切れば3カウント取れるかもしれない」と言い切った。

「負けず嫌いの私にとって、先輩のようにうまくできないことが普通のこととは思えない。少しでも早くいろんなことができるようになりたい。その意味では今回のシングルマッチでは、これまでの2戦より成長した姿を見せたい」。悲願の初勝利で進化を証明する。

© 株式会社東京スポーツ新聞社