巨人・高橋優貴投手(24)が10日のオリックス戦(京セラ)で今季ワーストの6失点を喫した。
初回は福田、吉田正、T―岡田の安打3本で一死満塁のピンチを招き、杉本に先制適時二塁打を浴びて2点を献上。さらにモヤの内野ゴロの間に1点を失い、立ち上がりから3点のビハインドとなった。2回以降はどうにか無失点で踏ん張ったが、5回に再びつかまった。
一死一塁から吉田正に四球を与え、直後にT―岡田に1ボールからの2球を完璧にとらえられた。甘く入ったスライダーを右翼席まで豪快に運ばれて3失点。リーグトップタイの6勝をマークし、防御率2・26で同4位と安定した成績を残してきた左腕のまさかの大量失点に、ベンチで腕組みしたまま戦況を見つめる原監督の顔も紅潮するばかりとなっている。
打線も5回まで山崎福に3安打に封じられて無得点。引き分けを挟んで3連敗中のチームにとって6失点が重くのしかかっている。