楽しさ優先、オートポリス初の参加型5時間耐久レース“マジ耐”が7月11日開催

 6月10日、オートポリスは7月11日(日)に同サーキットで初開催される参加型5時間耐久イベント『KYUSHU Magical ENDURANCE GAME(マジ耐)』のエントリーが36台に上ったことを発表した。エントリーは一度、5月末で締め切られているが現在も受付は継続中だ。

 マジ耐はKYOJO CUPなどで用いられるウエストレーシングカーズ製のワンメイクマシン『VITA-01』を使用し、サーキットを「とことん楽しんでもらうためのイベント」として構想が練られた、オートポリスの新しい参加型モータースポーツイベントだ。

 速さを競うことを主眼におかず、サーキット走行の“楽しさ”にこだわり、“楽しさ”を追求したというオートポリスでは、このイベントを同サーキットの名物レースのひとつに加え、大事に育てていきたいとしている。

 そんなマジ耐の特徴のひとつが、参加可能車両を前述のVITAに限定している点。このクルマは比較的安価で入手ができる本格的なレーシングカーでありながら、サーキット走行経験のある方なら誰でも扱いやすい車両特性とパワー感を備えている。

 イベントのもうひとつの特徴は“楽しさ”を追求したレースならではと言えるユニークなレギュレーションだ。1チーム2~5名の参加ドライバーに対応するハンディキャップ制度がその内のひとつで、以下のようにドライブするドライバーの体重や年齢、腕前などによって規定のピットストップ時間が前後する。

■参加ドライバーによるハンディキャップ
 1. キングドライバー(体重100kg以上):規定ピット滞在時間7分が5分に短縮
 2. シニドライバー(65歳以上):規定ピット滞在時間7分が5分に短縮
 3. ウーマンドライバー(女性ドライバー):規定ピット滞在時間7分が5分に短縮
 4. マジ速ドライバー(速いドライバー※):規定ピット滞在時間7分が9分に延長
※主催者が参加申し込み受付後に指定

 また、参加者に授与される賞典の数や種類、その対象も遊び心溢れるものとなっており通常の1~3位へのメダルやポールポジション賞はもちろん、もっとも遠方から訪れたチームに贈られる“遠くから良く来たで賞”や、車両デザインを表彰する“Magicalデザイン賞”、指定された順位を獲得したチームを対象にした“マジ耐ナンバー賞”といった全13個ものアワードが用意されている。
 
 決勝レースのステーティンググリッドはくじ引きで決定される、記念すべき第1回目の『KYUSHU Magical ENDURANCE GAME』は、7月11日(日)10時にスタートが切られる予定だ。

 なお、今大会のエントリー受付は現在も継続中であり、レースのエントリーリストはドライバー名が出揃った段階で改めて発表されるという。マジ耐の特別ルールや楽しみ方、参加方法など詳しくはオートポリス公式サイト(https://autopolis.jp/ap/entry/event/kyushumagicalendurance_game/)をチェックしてほしい。

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