阪神・藤浪晋太郎投手(27)が10日の日本ハム戦(札幌ドーム)の8回に3番手として救援登板。1回を無安打無四球2奪三振のパーフェクト救援だった。
投手交代のアナウンスで藤浪の登場が告げられると、野太い男声と黄色い女声が札幌ドーム内に響きわたる。登場だけで球場のムードを支配できる存在感と華はやはり別格だ。投球内容も〝藤浪無双〟。2点リードのタイトな場面を任された背番号19は最速160キロを計測した直球と切れ味抜群の変化球でハム打線を寄せつけぬ〝圧投〟を披露。あっという間に1イニングを片付け、相手攻撃陣の反攻ムードを一気にしぼませた。
度々指摘されてきた「リリーフ適性」をまたも証明した大器右腕。今や間違いなく、チームの勝利に欠かせぬ男だ。