【DDT】シングルトーナメント「KOD」開幕 遠藤哲哉がクリス・ブルックス下し連覇へ好発進

遠藤(上)はクリスを下し連覇へ好発進

DDTのシングルトーナメント「KING OF DDT」が10日新宿大会で開幕し、前年度覇者の遠藤哲哉(29)がクリス・ブルックス(29)との1回戦を制し連覇へ好発進を飾った。

実力者同士の公式戦は互いに譲らない一進一退の攻防が続いた。クリスのオクトパスストレッチに長時間捉えられてしまった遠藤だったが、プレイングマンティスボムは決めさせずにオーバーヘッドキックで反撃に出る。さらにダブルアーム式のカナディアンデストロイヤーで大ダメージを与えると、トーチャーラックボムを発射。最後はシューティングスタープレスで華麗に圧殺した。

2月14日の川崎大会で秋山準(51)に敗れKO―D無差別級王座から陥落。優勝者に同王座挑戦権が与えられるトーナメントへの思いは誰よりも強い。「DDTのメインのリングには俺が立たないと面白くないだろ。必ずこのKOG、俺が優勝して、(次期KO―D戦が行われる)8月21日富士通スタジアム川崎のリングに立つ。そして最後にリングに立っているのも遠藤哲哉だ」と優勝宣言を繰り出した。

王座陥落後はトップ戦線から遠ざかっていた。「こういうトーナメントで実力を示してかないと挑戦するチャンスはないと思っている。最短距離であり、絶対に通らないといけない道だと思ってます」と、KOG連覇を自身に義務付けていた。

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