西武・平良 NPB記録タイもボールは今季初白星の内海へ「僕は集めていないので大丈夫」

試合に勝利しグータッチする平良(右)

西武・平良海馬投手(21)が10日のDeNA戦(メットライフ)で開幕からの連続無失点を31試合(30回2/3)に伸ばし2016年に中日・田島慎二がマークしたプロ野球記録に並んだ。

平良は試合後、オンライン会見に臨み「(記録に)並んだので更新したいです。もし抑えたら花をもらえるというので意識しました。いつも通り投げられてよかったです。皆さんから『おめでとう』といわれて嬉しいです」と普段通り淡々と対応した。

全13球中、ストレートはこの日もわずか4球。昨年より大幅に割合を減らしている直球へのこだわりについては「カウントとかバッターによるので特にこれというのはない。肩、ヒジ、足もですけど痛いところは全くないので大丈夫です」と語った。

「開幕から」という制約を外せば、あと3試合で03年・豊田(西武)、14年・比嘉(オリックス)がマークしたパ・リーグ記録の34試合に並ぶ。

そして、連続試合無失点のプロ野球記録は06年に阪神・藤川球児がマークした38試合だ。

平良はこの記録について「超えられたら超えたいですし、一試合ずつ頑張ります。(藤川さんの)イメージは直球勝負という感じですかね」とした。

また試合後、ウイニングボールを勝利投手の内海に渡した理由を聞かれ「いつも勝ち投手の方に渡していますし、僕は(記念)ボールを集めていないので大丈夫です。(プロ)初勝利のボールもどこかになくしちゃっているぐらいなので」とサバサバと答えた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社