西武平良、プロ野球タイ記録の開幕から31試合連続無失点 「もし抑えたら…」と意識したのは

©株式会社西日本新聞社

◆西武5-3DeNA(10日、メットライフドーム)

当たり前のようにゼロを刻んだ。2点リードの9回。西武の平良が1死一塁から伊藤光を二ゴロ併殺に仕留め、5セーブ目を挙げた。開幕から31試合連続無失点で2016年の中日・田島に並ぶプロ野球タイ記録。「もし抑えたら花をもらえると聞いたので意識した」とあっけらかんに振り返った。

リーグトップタイの31試合に登板。終盤のしびれる場面を主戦場とするが、ペース配分を心がけている。ブルペンでは力を入れてわずか6、7球。「先頭打者は自分の感覚で8、9割ぐらい」とまだ全力ではない。走者がたまると、エンジンはフル回転する。「だんだん10割に近づいてきて、ランナーが得点圏にいたら100%でいけている」。だからピンチを招いても慌てることはない。

「前はブルペンで100%でいっていたけど、やっぱり疲れるので」。昨季は新人王にも輝き、長いシーズンを戦う術を身につけた。「今のところ痛いところは全くゼロ」。東京五輪の侍ジャパン入りも確実。球界を代表する豪腕に成長した。

意識した花束と記念のパネルを受け取った。ただ、それは過去のこと。「並んだので次で更新したい」と前を向いた。「開幕から」を除けば、現投手コーチの豊田清(西武)らの34試合連続無失点のパ・リーグ記録、さらには藤川球児(阪神)の38試合のプロ野球記録が立ちはだかる。「1試合ずつ頑張ります」。無傷の160キロ右腕はどこまでもゼロ街道を突き進む。(小畑大悟)