横浜市長選 自民党市連が林市長に「支援せず」伝達 本人は4選出馬に強い意欲「経済界から求められている」

横浜市の林文子市長(資料写真)

 任期満了に伴う横浜市長選(8月8日告示、22日投開票)を巡り、自民党横浜市連が現職の林文子市長(75)を支援しない方針を固め、林氏に伝えたことが10日、関係者への取材で分かった。

 市連は多選に加えて高齢であることや健康問題を不安視したが、林氏は市連幹部から直接方針を伝えられた際、4選出馬への意欲を示したという。

 市長選を2カ月後に控え、林氏が自身の進退をどのように判断するか注目される。

 複数の関係者によると、10日午後に行われた自民党横浜市議団の団会議で、林氏を支援するかどうかについて期数ごとに意見を聴取。機関決定は後日となるが、市会最大会派である「自由民主党・無所属の会」(36人)の大勢を占めた意見として、林氏の4選を支援しない方針を取りまとめ、その後、市連幹部が林氏と面会して伝えた。

 その際、林氏は「経済界から(市長選に)出てほしいと求められている」などと述べ、4選出馬への強い意欲を示したという。

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