前田マヒナ“タオルシャウト”効いた 顔を突っ込んで「きゃー!」で切り替え

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 東京五輪代表に決まった喜びをオンライン会見で語る前田マヒナ

 東京五輪新種目のサーフィンで日本代表の「波乗りジャパン」が10日、オンライン記者会見を行った。6日までの五輪最終予選を兼ねたワールドゲームズ(WG=世界選手権に相当、エルサルバドル)で8位となり、五輪代表に決まった女子の前田マヒナ(23)、同9位の都筑有夢路(あむろ、20)、男子で同4位の大原洋人(24)が改めて五輪への思いを語った。

 五輪金メダルへの熱量は増している。ハワイ出身の前田は、念願の五輪切符獲得に「代表になった瞬間はすごくうれしかった。自分の夢をやっと(達成)できて、気持ちがすごくすっきりした」と笑顔で話した。

 日本女子でただ1人、本戦を4度も勝ち上がる圧倒的な強さを見せた。特に強かったのは精神力。「ポジティブに考える。最後まで勝てる気持ちでいる」と自身に言い聞かせ、大会終盤で敗者復活戦に回った際も落ち込まなかった。「部屋でしゃべる人がいなかったので、タオルに思いっきり顔を突っ込んで『きゃー!』って言って。『ゲームオン(さあ試合だ)』という気持ちになりました」と、タオルに叫ぶ“荒療治”で、五輪切符獲得につなげた。

 五輪までは日本で練習し、目標の「ゴールドメダル」へ最終調整を行う。五輪切符を獲得しても「(WGで)ファイナル(決勝)まで残ることができなくて悲しい」と貪欲に話す23歳。競技初の金メダルは、屈強な精神力でつかみに行く。