東西南北

©Nikkey Shimbun

 サッカーのコパ・アメリカの開幕予定が13日に迫っているが、ギリギリまでまだどうなるかはわからない状況が続いている。最高裁が10日、開催を認めるか否かを審理して開催許可の判断を下した。だが、同杯協賛スポンサーでクレジットのマスターカード、飲料大手のアンベヴといった大企業が、会社のロゴを出すことを拒否する声明を出している(出資は行われる)。サンパウロ州の拒否などもあって、開催地は連邦直轄区とリオ州、リオ・グランデ・ド・ノルテ州、ゴイアス州の予定で、通常なら大きな大会はほとんど行われないところも含む変則的な大会になりそうだ。仮に開催がはじまってもデモなどが予想される。もちろん、コロナ禍が悪化しないかも気になるところ。混乱が起こることは必至だが、はたしてどうなる?
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 史上稀に見る大激戦の大統領選のペルーで、ケイコ・フジモリ候補が不正を訴え、20万人分の票を無効にするよう求めている。票の内容がわからないと一概に言えないが、選挙民20万人分というのはかなりの数で、簡単に無効にすることはできないと思われる。リードされているケイコ氏と対抗のペドロ・カスティーヨ氏の差は約0・5%ポイントと、昨年の米国大統領選など比較にならないほど僅差だ。10日には同国のラヴァ・ジャット捜査官たちがケイコ氏の身柄拘束を求めるなど、先行きはますます不透明になっている。
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 8日、サンパウロ市と契約市と契約している清掃業者がコロナワクチンの優先接種を求めて、24時間ストを行った。ゴミが蓄積すると衛生問題にも発展するため、長期化が危惧されたが、ストは予定通り24時間で終わり、9日からは通常業務に戻っている。コロナ禍の中でも休むことなく、第一線で働く人たちは医療従業者や公共交通機関の人たちだけではないことを、心にとめたい。