保育所申し込み1783人減 熊本県内4月、コロナで雇用悪化か

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 熊本県内の認可保育所などに入所を申し込んだ子どもの数が、4月1日時点で前年同期より1783人少ない5万5550人となったことが10日、分かった。減少幅は前年同期の約10倍。少子化に加え、新型コロナウイルス感染拡大による雇用悪化や、保育所の利用控えなどが影響したとみられる。

 厚生労働省が毎年4、10月の2回実施している「待機児童調査結果」によると、県内の入所申込者数は増加傾向が続き、2019年は5万7520人、20年は5万7333人だった。

 大幅減の背景について、県子ども未来課は「分析できていないが、市町村からは雇用環境の悪化や、感染の不安から利用を見合わせたケースがあると聞いている」と話す。

 菊陽町の担当者は「コロナ禍で働く人や仕事を探す人が減ったのでは」と推察。宇土市と八代市は「仕事が見つかりにくいケースもあるようだ」と話した。

 一方、4月1日時点の待機児童は前年同期比62人減の8人(益城町5人、合志市2人、菊陽町1人)。記録が残る01年以降、過去最少となった。(清島理紗、内海正樹)