Rソックス・澤村拓一 股関節痛で故障者リスト入りの可能性も

レッドソックスの澤村拓一は直近9登板で防御率0.93、奪三振率14.90の好投を見せ、勝ちパターンの継投の一員としての地位を確立しつつあるが、アレックス・コーラ監督によると、澤村は右股関節に痛みを感じており、今後数日間は登板させずに様子を見る方針だという。現在37勝25敗でア・リーグ東部地区の2位につけ、1.5ゲーム差で首位のレイズを追っているレッドソックス。もし澤村が故障者リスト入りすることになれば、チームにとって大きな痛手となることは間違いない。

澤村が最後に登板したのは日本時間6月8日のマーリンズ戦。4番手として6回表二死1・2塁のピンチでマウンドに上がった澤村は、スターリング・マーテイに四球を与えてピンチを広げたものの、ヘスス・アギラーを空振り三振に仕留めてピンチを脱出。7回表も続投して三者凡退に抑え、今季2勝目をマークした。コーラによると、澤村はこの登板後に右股関節の痛みを訴え、それ以降は登板不可の状態が続いているという。

コーラは「彼は治療を受けている。今後数日間は、彼がどのように感じるかを見守り、もし我々が動く必要があるならば、おそらくそれは故障者リスト入りということになるだろう」と澤村が故障者リスト入りする可能性があることを示唆。レッドソックス公式サイトの故障者情報のページでは、澤村の戦列復帰時期について「故障者リストに入るかどうか次第」と伝えている。

澤村は今季ここまで22試合に登板して2勝0敗、4ホールド、防御率2.63、奪三振率12.38の好成績をマーク。ここ最近は僅差で負けている試合や2~3点をリードしている試合での登板も増えつつあり、レッドソックス救援陣における序列も徐々に上がっている。マット・バーンズ、アダム・オッタビーノ、ダーウィンソン・ヘルナンデス、ギャレット・ウィットロックらとともにブルペンを支えてきただけに、大事に至らないことを祈るばかりだ。

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