新型コロナ感染症の治験参加患者向け専用移動サービス開始のお知らせ

コロナ禍での円滑な治験促進に向けて

2021年6月10日
シミックヘルスケア・インスティテュート株式会社

シミックヘルスケア・インスティテュート株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:三嶽 秋久、以下「シミックヘルスケア」)は、都内タクシー最大手の日本交通株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:若林 泰治、以下「日本交通」)と提携し、新型コロナウイルスを含む感染症により、公共交通機関の利用が困難な治験参加者(以下、被験者)の方を治験実施医療機関へ送迎するサービスを開始いたします。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大は、医薬品開発の進捗にも影響を及ぼしています。新型コロナウイルスを含む感染症の治験を行う場合、被験者の方の治験実施医療機関へのアクセスが困難になることもその影響の1つです。

シミックヘルスケアが開始するサービスは、新型コロナウイルスを含む感染症患者のうち軽症患者に限定し、専用車両により安全に被験者の方を自宅から治験実施医療機関まで送迎するものです。専用車両は日本交通のタクシーを改造し、日本交通が運行します。現時点では既に15医療機関への送迎に導入が決定しており、うち2医療機関は6月下旬から開始予定です。

シミックヘルスケアでのプロジェクトマネジメント部門が、医療機関で治験実施をサポートするCRC(治験コーディネーター)とともに、被験者の方が安心して治験実施医療機関へ来院できるようスケジュール調整を行い、専用車両を手配することで、コロナ禍においても治験が円滑に行われる環境整備を目指します。

なお、日本交通は創業93年、グループ売上高で日本最大のハイヤー・タクシー会社です。新型コロナウイルス感染症患者の移送については2020年7月より、前部座席と後部座席の間にシールドを設置し、陰陽圧による空気循環コントロール及び後部座席への高効率空気清浄機設置対策を施した専用車両を運行している実績があり、本取り組みにおいても使用いたします。

【上記サービスに関するお問い合わせ先】
シミックヘルスケア・インスティテュート株式会社
E-mail: customerservice@cmicgroup.com

■シミックヘルスケア・インスティテュートについて
以下、ウェブサイトをご覧ください。
https://www.cmic-hci.com/

■シミックグループについて
シミック(CMIC)は、1992年に日本で初めてCRO(医薬品開発支援)事業を開始し、今では開発から製造、営業・マーケティングまでの医薬品に関する総合的な支援業務を提供しています。現在、シミックグループは、日本で最大級のCROであると同時に、医薬品開発、SMO(治験施設支援)、医薬品製造、薬事コンサルティング、そして営業およびマーケティングソリューション等における包括的なサービスを提供しています。また、製薬・バイオテクノロジー・医療機器の企業の日本市場参入や、アジアでの臨床試験実施、米国と日本における医薬品開発および製造のサポートなども積極的に行っております。シミックグループは、世界中に7,000人を超える従業員と25支社・関連会社を擁しています。詳しくはウェブサイトをご覧ください。https://www.cmicgroup.com