「ワーケーション」受け入れ拡大の可能性探る 雲仙で講演会

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雲仙市でのワーケーションの可能性について意見を交わす(右から)古地氏、大瀬良氏=同市、雲仙メモリアルホール

 長崎雲仙市は9、10両日、仕事と休暇を両立させる「ワーケーション」受け入れ拡大の可能性を探る講演会を同市小浜町内の2会場で開いた。2日間で市内の宿泊・観光関係者ら計約70人が参加したほか、オンラインで計約50人が視聴した。
 講演会と座談会の2部構成で講師は4人。一般社団法人日本ワーケーション協会理事の古地優菜氏=諫早市在住=、長崎市内でコワーキングスペース「HafH(ハフ)」を運営する大瀬良亮氏が講演したほか、東京のワーケーション関連事業者2人がオンラインで語った。
 古地氏はワーケーションについて「休暇中に働くと聞くと圧迫感がある」「実践できない業種もある」といった意見があることを踏まえ、「普段の生活や職場から離れ、自分に合うワークスタイル、ライフスタイルを実現する手段の一つ」と紹介。「そこから地域住民とのつながり、消費も生まれ、新たな地方創生が生まれる」と可能性を述べた。
 共有オフィス兼宿泊施設を運営する大瀬良氏は、ワーケーションによって生まれる関係人口の拡大が、自治体が抱える人口減少、企業誘致、地域活性化などの課題解決につながると指摘。「良いところを見せるのではなく、地域の課題を共有してもらう地域づくりが必要」とアドバイス。「温泉地でのワーケーションは全国的に人気。歴史ある雲仙はどこにも負けない魅力がある」とエールを送った。