2032年夏季五輪は豪ブリスベンに決定へ IOC、7月総会に提案

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オーストラリア・ブリスベンが、2032年夏季五輪の開催地にまた一歩近づいた。国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は10日、同五輪の開催地として、ブリスベンに一本化し、7月21日に東京で開かれるIOC総会で提案することを明らかにした。

ブリスベンは今年2月に優先候補地となっていた。

2032年五輪の開催には、これまでにインドネシア、ブダペスト(ハンガリー)、中国、ドーハ(カタール)、ルール地方(ドイツ)などの国や都市が関心を示していた。

7月21日に東京で開かれるIOC総会で最終投票が行われる。

バッハ会長はブリスベンの招致について、「政治的に広く強い支持を得ている」と述べた。

そして、「持続可能で実行可能なオリンピックを示すもの」だとした。

「これらすべてが、これ(ブリスベンでの開催)を非常に魅力的なものにしている」

「気候は常に重要な項目だが、それ以上に重要なのは人々の雰囲気だ。オーストラリア人が自分たちのスポーツを愛し、世界中のアスリートを歓迎しているのを目の当たりにし、気温が10度か25度かということよりも重要だと感じた」

IOCによると、ブリスベンの招致活動では、競技会場の84%を既存または仮設の施設でまかなうとしている。地元関係者は、クリケット競技場ザ・ガッバを再建し、大会の主要会場にする可能性を示唆している。

オーストラリアは2000年にシドニー五輪・パラリンピックを開催している。

1年延期となった2020年東京五輪は今夏開かれる。2024年にはフランス・パリで、2028年にはアメリカ・ロサンゼルスで、五輪・パラリンピックが開催される予定。

五輪・パラリンピック開催地の選定をめぐっては、コスト削減と招致都市の負担軽減を目的に、IOCが2019年にルールを変更。これまでのようにIOC公認の候補が、投票前の招致活動を繰り広げることはなくなった。

IOCの将来開催地委員会は今年2月、ブリスベンおよび豪州オリンピック委員会と「対象を絞った対話」を進めるよう、IOC理事会に勧めた。

この新ルールには批判の声が上がっているが、バッハ会長は「非常に透明性の高い手続き」だったと述べた。

(英語記事 Brisbane proposed as 2032 Olympics host