五輪開催問題「私は逃げない」宣言した菅首相に小池都知事が〝反論〟

小池百合子知事

小池百合子都知事(68)が11日、都庁で会見し、9日に行われた国会の党首討論で、菅義偉首相(72)と小池氏の連携の悪さが取り上げられたことにコメントした。

党首討論で日本維新の会の片山虎之助共同代表(85)は「(五輪の)開催都市は東京都だ。どうも東京都が出ない。総理が非常に矢面に立って、攻撃されている。本当はもっと小池さんが出てこないといかん。そこの連携がうまくいっているのか」と質問した。

これに菅首相は「私が申し上げたいことを言っていただき、大変うれしく思う」としたうえで、「私も逃げる気持ちはありません」と発言し、改めて菅氏と小池氏の溝が浮き彫りになっていた。

この菅首相発言の感想を問われた小池氏は「国会ですからね。そこにいない対象者については、あまり取り上げないのが、普段の国会ではないか。まあそれがコメントですね」となぜか笑顔を浮かべて見せた。

さらに小池氏は「(五輪は)オールジャパン。また東京や会場のある自治体、そしてなによりも全体で盛り上げながらコロナ対策をしっかりやっていることを世界にも伝える」と東京都は主催都市ではあるが、あくまで日本全体で五輪に取り組んでいる点を強調。この期に及んで、責任の押し付け合いをしている場合ではないとでも言いたげだった。

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