台湾は特別?スリランカへのワクチン支援を渋る日本のネット民、一方で「恩人」の声も―台湾メディア

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スリランカが日本に新型コロナウイルスワクチンの提供を要請したことについて、台湾メディアの自由時報は10日付の記事で「日本のネットユーザーからは『台湾は特別だ、自分で購入せよ』との声が上がっている」と報じた。

日本は先月末に台湾への英アストラゼネカ(AZ)製コロナワクチンの提供を表明。124万回分のワクチンが台湾に無償提供されることになった。

自由時報の記事は「これを受け、スリランカも日本と会談を行い60万回分のAZ製コロナワクチンの提供を求めたことを明らかにした」と説明。一方で、日本のメディアではスリランカについて「中国からの経済援助を受け、中国の影響力が大きい国である」と報じられていると指摘。また、「日本はワクチン支援を通じて同国での影響力の拡大を図る可能性がある」との見方も報じられていると紹介した。

さらに、日本のネットユーザーからは「タダでくれると思って言い寄ってくる国が今後も増えそうだ。自分で買ってくれ。台湾は特別だ」とのコメントが寄せられ、多くの支持を集めていると紹介。ほかのユーザーからも「スリランカは中国の『一帯一路』に参加している正真正銘の植民地。ワクチンで変えられると思うか」とワクチン提供に否定的な声が上がったことを伝えた。

一方で、「スリランカにワクチンを提供すべきと考えるユーザーも少なくない」とし、「スリランカこそ戦後の日本復興の基礎を築いた恩人」「敗戦後の日本が分割統治されそうになったのを当時のスリランカ大統領が止めてくださったようだ」「たとえ少量でも送ってあげるべき」「東日本大震災の時、スリランカを含め170以上の国から支援してもらった。その時の恩に報いるためにも迷わず提供すべき。台湾は特別だけど、同時に他国を支援しても良い」といった声も出ていると報じた。

日本のネットユーザーのこうした姿勢に、台湾のネットユーザーからは「親中のスリランカが手を伸ばしてきた」「スリランカの外交環境は台湾よりずっと良い。日本は台湾の苦境を理解して支援してくれたんだ。スリランカは自分で手配すべき」といった声がある一方、「日本は素晴らしい。友達甲斐がある」「スリランカに支援するのも良いと思う。でもCOVAXを通じて徐々にで」との声も上がっている。(翻訳・編集/北田)

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