オダギリジョー脚本・演出のドラマ「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」が放送。主演は池松壮亮

NHK総合では9月1日から、オダギリジョーが脚本・演出を手がける初のオリジナル連続ドラマ「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」(金曜午後10:00)が、全3回で放送されることが分かった。池松壮亮が主演を務め、永瀬正敏、麻生久美子、本田翼、永山瑛太、佐藤浩市ら豪華キャストが出演する。

オダギリが長年温めていたという本企画。鑑識課警察犬係に所属する警察官の主人公・青葉一平(池松)と、その相棒の警察犬・オリバーが次々に発生する不可解な事件に挑む姿とともに、謎めいた町で繰り広げられるさまざまな人間模様が描かれる。池松、永瀬、麻生、永山、本田のほか、岡山天音、玉城ティナ、くっきー!(野性爆弾)、染谷将太、仲野太賀、佐久間由衣、坂井真紀、葛山信吾、火野正平、村上淳、嶋田久作、甲本雅裕、鈴木慶一、國村隼、細野晴臣、渋川清彦、我修院達也、宇野祥平、松重豊、柄本明、橋爪功らが登場する。

俳優としてだけでなく、映画監督としても、初長編「ある船頭の話」がベネチア国際映画祭に正式出品されるなど、その才能を発揮しているオダギリ。「今、われわれが生きているこの世界は、不確かなものでいっぱいです。何が真実で何が正義なのか、ますます分からなくなってきています。1年前の緊急事態宣言の中、巣ごもりといわれる生活を送りつつ、この時代に描くべき作品は何か?と繰り返し自問しながら書いた作品です。もちろん優等生なものになるはずはなく、賛否の大波紋を広げるであろう、世に『挑む』作品が生まれました」と作品の成り立ちを語る。

そして「素晴らしいスタッフ、キャストが共に立ち上がってくれました。今、この世界で、共有してみてください。面白いかもしれません。世の中の何が真実で、何が虚構か。世界はとても不確かなものです」とメッセージを寄せている。

池松は「忘れられない年となった昨年末に、リスクを減らしつつもフィジカルに、お祭りのように撮影しました。オダギリさんの生み出すおかしな世界に魅了され、嫌なことやウンザリすることだらけの世の中から逃れ、このおかしな世界にのめり込みました」と撮影を振り返り、「おかしさとは時に、人生において大きな支えとなります。困難に打ち勝つための力を秘めていて、そこにはパンクな要素があります。おかしくて自由でパンクで優しいオリバーな犬、ご期待ください!」とアピールしている。

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