エイチ・アイ・エス中間決算、232億円の最終赤字 過去最大

エイチ・アイ・エス(HIS)は6月11日、2021年10月期の中間決算を発表した。232億600万円の最終赤字だった。

売上高は676億5,100万円、営業損失は310億8,300万円、経常損失は307億1,300万円だった。自己資本比率は15.1%となり、前期末比2.7%減った。

新型コロナウイルスの感染拡大のよる影響を大きく受けており、主力の海外旅行は、企画旅行の催行を中止している。国内旅行は、春休みやゴールデンウィークを中心に予約数が増加したものの、3度目の緊急事態宣言などで取り扱いは減少した。オンライン体験ツアーは累計8万人が利用した。テーマパーク事業、ホテル事業、九州産交グループ、エネルギー事業の全事業で営業損失を計上した。

約1,000名規模でのグループ外への出向を進めているほか、海外の旅行事業でも人員削減やミキグループとの拠点統合などのコスト削減を進めている。

グループの営業拠点数は、国内162拠点、海外63ヶ国123都市181拠点に縮小した。

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