「防災道の駅」に36道県39駅を初選定 広域的な防災拠点として重点支援へ

国土交通省は11日、広域的な防災拠点として役割を果たすための重点的な支援を実施する「防災道の駅」として、36道県の39駅を初選定したと発表しました。

1993年の制度創設から四半世紀が経過した「道の駅」は、11日の新規6駅登録により、全国で合計1193駅に達していますが、国土交通省は2020年からの5年間を道の駅第3ステージ「地方創生・観光を加速する拠点」として位置づけていて、世界ブランド化と地域センター化、そして安心拠点化としての新「防災道の駅」が柱として掲げられています。

「防災道の駅」選定要件は、広域的な防災拠点として都道府県および国土交通省により計画等で位置づけられ、災害時においても業務実施可能な施設として整備、かつ災害時支援拠点として必要なスペースとしての駐車場(2500平米以上)が確保されていて、BCP(業務継続計画)が策定されていることなどどされていて、未整備の場合には今後3年程度で整備する具体的計画をもって選定するとしています。

  • 北海道=4か所
    猿払村「さるふつ公園」 天塩町「てしお」
    厚岸町「厚岸グルメパーク」 ニセコ町「ニセコビュープラザ」
  • 東北=5か所
    青森県七戸町「しちのへ」 岩手県遠野市「遠野風の丘」
    秋田県大仙市「協和」 山形県飯豊町「いいで」
    福島県猪苗代町「猪苗代」
  • 関東=4か所
    茨城県大子町「奥久慈だいご」 栃木県壬生町「みぶ」
    群馬県川場村「川場田園プラザ」 千葉県八千代市「やちよ」
  • 甲信越北陸=5か所
    山梨県富士川町「富士川」 長野県塩尻市「小坂田公園」
    新潟県妙高市「あらい」 石川県輪島市「のと里山空港」
    福井県大野市「越前おおの荒島の郷」
  • 東海=4か所
    静岡県富士宮町「朝霧高原」 愛知県豊橋市「とよはし」
    三重県志摩町「伊勢志摩」 岐阜県大野町「パレットピアおおの」
  • 近畿=4か所
    滋賀県甲良町「せせらぎの里こうら」 兵庫県朝来市「但馬のまほろば」
    奈良県奈良市「中町(仮称)」 和歌山県すさみ町「すさみ」
  • 中国=3か所
    岡山県玉野市「みやま公園」 広島県東広島市「西条のん太の酒蔵」
    山口県周南市「ソレーネ周南」
  • 四国=4か所
    徳島県板野町「いたの」 香川県綾川町「滝宮」
    愛媛県久万高原町「天空の郷さんさん」 高知県四万十町「あぐり窪川」
  • 九州=6か所
    福岡県うきは市「うきは」 長崎県佐世保市「させぼっくす99」
    熊本県芦北町「たのうら」 大分県由布市「ゆふいん」
    宮崎県都城市「都城」 鹿児島県垂水市「たるみずはまびら」

※宮城・埼玉・東京・神奈川・富山・京都・大阪・鳥取・島根・佐賀・沖縄の11都府県では今回未選定

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