万代島地区の賑わい創出の取り組みを推進するための優先交渉者を「万代島フロンティアカンパニー株式会社(仮)」に決定

朱鷺メッセ

新潟県と新潟市は11日、万代島地区(新潟市中央区)の賑わい創出の取り組みを推進するための優先交渉者を「万代島フロンティアカンパニー株式会社(仮)※」に決定したことを発表した。

新潟県の資料によると、新潟万代島地区は平成15 年にオープンした県の公の施設である「新潟コ ンベンションセンター」、民間施設の「万代島ビル」などで構成する複合施設 (朱鷺メッセ)を中核とした再開発地区。県と市では、この万代島地区のより一層の賑わい創出の取り組みを推進するため、その中核を担う新潟万代島総合企画株式会社の経営を行政主導から民間主導に転換することで、民間事業者としての特徴を最大限発揮できる体制を構築し、万代島地区の継続的な賑わい創出につなげていくこととした。

そのため、本年4月に指名型プロポーザルにより企画提案を募集したところ1社から応募があり、6月4日に行った企画提案の審査結果を踏まえ、「万代島フロンティアカンパニー株式会社(仮)」を優先交渉者とした。

「万代島フロンティアカンパニー株式会社(仮)」への出資予定社及び賛同社には、ホテル朱鷺メッセ(株)、ナミックス(株)、サトウ食品(株)、(株)ハードオフコーポレーション、(株)新潟クボタ、(株)栗山米菓などが挙げられている。

新たに設立する「万代島フロンティアカンパニー株式会社(仮)」の企画提案は、万代島地区の日常的な賑わい創出にオール新潟で取り組む体制や、広く県内の企業や個人の交流を促進する場を構築する点などで優れた提案であると評価された。

今後、万代島地区の公共性にも配慮しつつ、企業や県民・新潟市民の交流が活性化するような仕掛けづくりに継続的に取り組まれること、そして個々の提案事業が相乗効果を発揮しながら進められることが期待される。

なお、県と市は優先交渉者と詳細を詰め、協議が整い次第、契約を締結するという。

※これから設立する予定の会社の名称となるため、(仮)となっている。

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