【RIZIN】〝ブラックパンサー〟ベイノア 極真空手を見せつつ「新たな格闘技界を再生したい」

ベイノアは「新たな格闘技界を再生したい」と豪語

格闘技イベント「RIZIN.28」(13日、東京ドーム)の出場全選手インタビューが11日にオンラインで行われ、極真会館所属の〝ブラックパンサー〟ベイノア(25)が格闘技界の再生をもくろんでいる。

これまで、立ち技打撃格闘技「RISE」でウエルター級王座などを獲得した自信もあり、総合格闘技(MMA)デビューとなる今戦でも空手主体の姿勢を崩さず「何も考えずにその場のひらめきで動こうと思っている。あくまでも極真空手を見せたい」と意気込んだ。

MMA参戦は異種格闘技と位置づける。思い入れのある異種格闘技戦を問われると、立ち技格闘技「K―1」に挑んだフランシスコ・フィリオ(50=ブラジル)や、熊殺しの異名を持つウィリー・ウィリアムス(享年67=米国)など極真の先輩の名を挙げ「空手を背負って空手以外のルールで戦ったので、熊と戦ったのも異種格闘技戦だと思っています」と尊敬の念を抱いている。

ただ自身の目指す異種格闘技は、別の所にあるといい「ベイノアが唯一無二でなくてはならないと思っている。目指すのは今までの誰にもできなかったもの。格闘技は地球や宇宙と同じように破壊と再生の繰り返しで成長してきた。今回の大会では一度、破壊した上で新たな格闘技界を再生したい」と壮大すぎる野望をぶち上げた。

そんなことが可能かどうかはさておき、何かをやってくれそうな予感が漂うこの男には注目だ。

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