大手ユーチューバー事務所「Kiii」で退所者が相次いでいる。
6月に入ってから「チャンネルがーどまん」や「きまぐれクック」など、人気クリエイタが次々と事務所をあとに。11日には「渥美拓馬」も自身のユーチューブ動画で退所を報告した。
ユーチューバー業界では広告単価の減少や、所属事務所との契約をめぐり、独立する者が増加傾向にあるが、Kiiiの退所劇はそうした理由とは異なり、社長の交代が引き金になっている。
渥美も動画で「前社長さんがKiiiを抜けることになりました。で、新しい事務所を立ち上げることになりました。だから今までお世話になった、感謝しているクリエイターさんたちは、前社長さんについていきたいです」と説明。
Kiiiは他のユーチューバー事務所と違い、クリエイターからマネジメント料を徴取することはなく、渥美は「恨みがあるとか、嫌なことされたとかも全然、全くなんにもない」と強調した。
動画にはたまたま撮影に居合わせたシバターも参加。渥美の報告を受け「なんか最近多いね、ユーチューブの事務所やら何やらが揉めてね…」とポツリ。シバターは個人で活動しており「俺は全部1人だよ。営業も。経理は外注で雇ったり。全部仕事1人でまわってる。(だから)事務所に入る意味ってある?」と問いかけた。
これに渥美は「まぁ、(シバターのように)そういう手腕が無い人じゃないですか」と述べるにとどまった。
渥美は釣り系ユーチューバで2019年に白血病を発症。9カ月の闘病生活を経て復帰した。
渥美含め、6月以降にKiiiを退所したユーチューバーは11日時点で13組にのぼるとみられる。