今季最多の貯金18! 阪神 楽天に逆転勝利

試合後スタンドに向けて「ラパンパラ」を決めた阪神・マルテ

接戦を制し今季最多の貯金「18」。阪神は11日の楽天戦(楽天生命)を、3―2で逆転勝利した。

先発・青柳は先制を許しながらも、8回2失点で踏ん張ると、攻撃陣も楽天の先発・涌井から数少ない好機をモノにした。

5回、四球で出塁した佐藤輝の盗塁と敵失が絡み二死三塁とすると、この日、スタメンのベテラン・糸井が二内野安打で1点を返すと、続く6回には1死二塁から3番・マルテが涌井の甘く入ったスライダーを一閃。

「甘くきた所を一発で仕留めることができたね。みんなで繋いでくれたチャンスだったからかえすことができてよかった」と振り返る、起死回生の12号逆転2ラン。3―2と試合をひっくり返すと、このリードを守護神・スアレスが締め、逃げ切った。

投打に主軸が中心になっての逆転勝利に、矢野監督も「マルちゃんのホームランはもちろん大きいけど、ヤギ(青柳)のピッチングは本当に貢献度が高かった」と笑顔。8回110球を投げ、5勝目を挙げた青柳を絶賛した。

この勝利で、交流戦17年以来の勝ち越し。今年の虎がやっぱり強いことを改めて証明した。

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