長崎県佐世保市鹿子前町の長尾半島公園で、自生のクチナシの花が見ごろを迎え、甘い香りを一帯に漂わせている。
九十九島ビジターセンターによると、クチナシはアカネ科の常緑低木で、枝先に6センチ程の白い花を咲かせる。果実が熟(じゅく)しても裂けたり、はじけたりしないため「口無し」と呼ばれるようになったといわれている。
同センター職員の溝口雅貴さん(25)は「美しい花といい香りを、実際に見て楽しんでもらえたら」と話している。同公園には、園芸用に品種改良された「オオヤエクチナシ」も植栽されている。
甘い香り漂わせ クチナシ見ごろ 佐世保・長尾半島
- Published
- 2021/06/11 23:35 (JST)
- Updated
- 2021/06/12 11:00 (JST)
© 株式会社長崎新聞社