巨人の原辰徳監督(62)が4番・岡本和真内野手(24)に異例の〝お願い〟だ。
11日のロッテ戦で同点の8回にウィーラーが勝ち越し二塁打。ベンチは亀井に犠打のサインを出し、一死三塁として岡本和に託した。4番は特大の17号2ランをバックスクリーン右に叩き込み試合を決めた。
試合後、指揮官は「5打席に一回くらいああいうバッティングしてくれないかって(岡本和に)試合中にお願いしたんだけど」とジョークを口にすると「後ろ(5番)に大将(坂本)がいると和真もピリッとするところがあるでしょうね」と目を細めた。
この日は13年以来となる坂本を5番で起用した。岡本和は「犠牲フライでもいいかなというぐらいの気持ち」と本塁打を振り返ると「坂本さんが帰ってきたら相手バッテリーもイヤだと思いますし、僕らもすごい安心感がある」とその存在の大きさを改めて実感した様子だった。