おいしいお酒ができるように 清酒愛好家のNPO、滋賀で山田錦の田植え

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田植え機に乗り、高級酒米・山田錦の苗を植え付けていく参加者(甲賀市甲南町池田)

 酒米の種まきから酒造りに取り組むNPO法人「甲賀のんべえ倶楽部(くらぶ)」がこのほど、滋賀県甲賀市甲南町の水田で恒例の田植えを行った。新型コロナウイルス感染症の影響で、昨年に続いて手植えを控えたが、参加者は来春においしい清酒ができるように願いを込めた。

 同法人は、酒造り文化の振興などをうたい、2010年に結成。会員は、農家や蔵元、酒販店、清酒愛好家ら県内外に約70人おり、毎年、育苗から田植え、収穫、精米、仕込みなどの一連の流れを行っている。

 田植えの参加はコロナ禍もあり、役員ら十数人にとどめた。高性能の田植え機で30アールの水田に、高級酒米・山田錦の苗を規則正しく植え付けた。茶色の水田が、みるみるうちに鮮やかな青色に変わり、1時半程度で作業を終えた。同法人の吉田敏彦理事長(60)は「自分たちの手でおいしい酒を造るのが会員の思い」と酒が完成する来年4月ごろを心待ちにしていた。