弁護士・三輪記子 地方自治体へのワクチン抗議電話に「打つことも打たないことも強制されることじゃない」

東京のワクチン大規模接種会場を訪れた人たち

弁護士の三輪記子(44)が12日、朝の情報番組「ウェークアップ!ぷらす」(読売テレビ)にリモートで生出演。新型コロナウイルスワクチンの接種が進む中、自治体に大量のクレームの電話や抗議のファックス、メールが寄せられていることにコメントした。

現在、地方自治体ではワクチン接種の対象を16歳以上から、12歳以上とする動きが広がっている。

こうした動きを受けて、自治体に「子供にワクチン接種をさせるな!」といった抗議が寄せられ、業務に支障が出ている。

三輪は「打つことも打たないことも、他人に強制されることじゃないこと。裏返して言うと、他人に打つことを強制しない、打たないことを強制しない。どっちも強制しない、個人の選択を尊重するということを全員が冷静に考えないと、こういうことがまだ続くのかなという心配がある」と指摘。

自治体へ抗議が寄せられていることについては「ワクチンそのものを打つか打たないかは、個人の自由だから、業務妨害的な電話は私はよろしくないなと思っている」と述べた。

これに、番組キャスターを務める弁護士の野村修也(59)は「自分の選択を尊重してもらうには、他人の選択もきちっと尊重するという社会であるべきだと思う」と意見を述べた。

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