ワクチン集団接種 会場内スタッフ巡回方式 高齢者の負担軽減 壱岐市議会

 長崎県壱岐市は、12日から同市郷ノ浦町の壱岐の島ホールで実施する新型コロナウイルスワクチンの集団接種について、医師らスタッフが会場内を巡回して接種する方式で実施することを明らかにした。
 11日に開いた市議会定例会6月会議の一般質問で、鵜瀬和博議員に崎川敏春保健環境部長が答えた。
 4月に実施したワクチン接種の想定訓練では、同会場内に待機所や経過観察所など各ブースを設置し、ワクチン接種者が巡回。1日5時間の稼働で、最大150人への接種を見込んでいた。
 市は壱岐医師会(江田邦夫会長)の提言を受け、65歳以上の高齢者が接種する期間に限りスタッフ巡回方式への変更を決定。高齢者の負担が軽減されるとともに1日に最大180人への接種が可能になるため、ワクチン接種の加速が期待されるという。

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