デグロム 6回1安打10K無失点&2打点も故障発生か

【パドレス2-3メッツ】@シティ・フィールド

メッツの絶対的エース、ジェイコブ・デグロムがまたしても素晴らしい活躍を見せた。本業のピッチングでは6回80球を投げて被安打1、奪三振10、与四球0、失点0の快投を披露し、バッティングでも5回裏にリードを3点に広げる2点タイムリー。今季6勝目(2敗)をマークし、防御率は0.56、打率は.400となった。ただし、右屈筋腱炎により6回80球で降板。状態が心配される。

今日のデグロムは4回裏に3者三振を奪うなど、5回表一死までパーフェクト投球を継続。ウィル・マイヤーズに初安打を許したものの、捕手ジェームス・マッキャンが盗塁を刺し、結果的には最少打者数の18人で6イニングを投げ抜いた。この結果、防御率は試合前の0.62から0.56へ向上し、10先発のスパンで記録したWHIP0.53はメジャー新記録。また、シーズン100奪三振までに要した投球イニング61回2/3もメジャー新記録となっている。

さらに、5回裏のタイムリーによる2打点を加え、今季は自責点4に対して5打点をマーク。打点が公式記録となった1920年以降、開幕からの10先発で自身の打点が自責点を上回った投手はデグロムが史上初めてである。このままいけば自身3度目となるサイ・ヤング賞のみならず、サイ・ヤング賞とMVPの同時受賞も夢ではないだけに、6回80球で降板する原因となった右屈筋腱炎が深刻なものでないことを願うばかりだ。

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