コロナ苦境の企業支援 神奈川県、6月補正に484億円

黒岩祐治知事(資料写真)

 神奈川県の黒岩祐治知事は11日、新型コロナウイルスの感染拡大で影響を受けた事業者への支援費などを盛り込んだ総額484億3600万円の2021年度一般会計6月補正予算案を発表した。15日の県議会第2回定例会本会議に提案する。

 新型コロナで影響を受けた事業者への支援費に81億4920万円を計上。営業時間の短縮要請に伴い、飲食店と取引などがある酒類販売事業者に対し、国の月次支援金に県独自で支援の加算や拡大をする。対象は4~6月の売り上げが30%以上減少した中小企業者で、60万円を上限に給付。酒類販売以外の事業者で、4~6月の売り上げが50%以上減少した事業者には、15万円を上限に給付する。月次支援金の対象にならない事業者には融資を受ける際の信用保証料を補助する。

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