長崎県東彼波佐見町宿郷の平尾征男さん（82）方の庭で、サボテンの花が咲き、行き交う町民の目を引いている。今月中旬ごろまで楽しめそう。
平尾さんによると、サボテンは40年ほど前、鉢に植えた状態で町内の実家から引き取った。最初は玄関先に置いていたが、次第に大きくなり、子どもたちがぶつかると危ないため、庭の片隅に植え替えた。そのまま放置していたが、いつの間にか成長。ブロック塀を乗り越え、約4メートル垂れ下がるようにして伸びた。
毎年6月ごろにオレンジ色の花がいくつも咲く。天気がいい日は陽光を浴びて、満開に咲き乱れるという。近所の人からも「きれい」と評判で、数人に枝分けしたこともある。
平尾さんは「ほとんど世話をしていないのに、立派に育ち、地域の人気者になった。これからも人々の目を楽しませてほしい」と話している。
