新潟市で大規模ワクチン接種が始まる、午後には花角知事と中原市長が会場を視察

大規模接種会場となっている朱鷺メッセ(12日午前)

新潟県は12日午前、新潟市中央区の朱鷺メッセで、新潟市内の75歳以上の人と65歳以上で基礎疾患がある人を対象にした新型コロナウイルスワクチンの大規模接種を先行的に始めた。2,000人が対象で、新潟市では接種率の向上が課題となり大規模接種の今後に注目が集まる中、これまでのところ大きなトラブルもなく順調なスタートを切った。

接種会場は朱鷺メッセ2階の通路に設置。歯科医師や看護師などの医療スタッフら約320人が業務に従事し、会場を訪れた対象者に米モデルナ製ワクチンを接種していた。

大規模接種は13日も朱鷺メッセで2,000人を対象に行われるほか、19日以降は規模を4,000人以上に拡大し同会場で本格実施となる。また7月には長岡市と上越市でも大規模接種を予定している。

一方、12日午後には新潟県の花角英世知事、新潟市の中原八一市長、県医師会の堂前洋一郎会長、県歯科医師会の松﨑正樹会長、県薬剤師会の荻野構一副会長、県看護協会の斎藤有子会長が大規模接種会場を視察。

視察を終えた花角知事は「大きなトラブルもなく滞りなく、順調に接種が進んでいて安心した。従事していただいた方の行動力の賜物だと思う」などと話していた。また中原市長は「県医師会、県歯科医師会の、県薬剤師会、県看護協会の皆さんのお力をお借りし、こうした大規模なオペレーションができているということで、皆様方のご尽力に感謝申し上げる」などと話していた。

ワクチン接種の様子

ワクチン接種会場を視察する花角英世知事と中原八一市長

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